【レビュー、評価、感想】Daymare: 1998(デイメア:1998)は90年代を彷彿とさせるサバイバルホラーゲームだった
サバイバルホラー好きならやるしかない「デイメア: 1998」をプレイしましたので取り急ぎのレビュー、評価、感想です。
Daymare: 1998(デイメア:1998)レビュー、評価、感想
Daymare: 1998(デイメア:1998)
骨の芯まで凍り付く恐怖体験
暗然の世界がもたらす圧倒的な恐怖。そして、プレイヤーを陥れる数多くの危機が用意されている。
恐怖と向き合う覚悟を決めて、絶望からの生還を目指そう。
“白昼の悪夢が現実のものとなったとき、何が起きても不思議ではない……”
舞台は美しい山々に囲まれた町「キーンサイト」。長い歴史と伝統を持つこの町は平和で穏やかな時を刻んできた。しかし、この町はある日突如として恐怖の地へと変貌する。
市民は血に飢えたモンスターに変わり、街を彷徨う……真実を追い、この悪夢を生き残れ
エリート兵士、空軍パイロット、そして森林レンジャー。
劇中に登場する異なる性格を持つ3人のキャラクターを操りながら、それぞれの役割を果たし、豹変してしまった町の真実を追う。
※公式サイト引用
開発元はイタリアのInvader Studios日本語版販売をDMM GAMESが行っています。
FANZAにはよくお世話になる筆者ですが今作はFANZAじゃないんです。DMM GAMESです。
もともとは「バイオハザード 2」の熱狂的なファンとして非公式リメイク版を作っていたアマチュアクリエイターの集まりです。2015年7月にリメイク版のデモ映像をYouTubeで公開したところ、ゲームファンの間で大きな話題になりました。
この事で、彼らの“バイオ愛”が届き、同シリーズを展開するカプコンから日本に招かれる事になります。この貴重な経験を経て本格的に完全新作となるホラーゲームの開発を開始。およそ4年ののちリリースされたのが今作「Daymare: 1998」です。
よってInvader Studiosによってのデビュー作、処女作となるのが今作ですし、考えようによってはカプコン公式のサバイバルホラーゲームになるわけですね。(じゃあカプコンがローカライズしろよ、とかは思わないようによろしく)
90年代を彷彿とさせるサバイバルホラー
先程も説明したように開発元のInvader Studiosがバイオハザードの熱狂的なファンという事で、今作はかなり90年代のサバイバルホラーゲームを彷彿とさせる内容のゲームになっています。
サバイバルホラーの代表作と言えば誰もが思いつくのがバイオハザードと思います。
そして今作「Daymare: 1998(デイメア:1998)」プレイ動画やPV何を見ても完全にバイオハザードをインスパイアしてますね。
制作陣がバイオハザード愛に溢れている。という事は逆に考えればバイオハザード好きなプレイヤーからしたら楽しめるという解釈もとれますね。
事実、筆者はバイオハザードシリーズ全作プレイ済みのバイオハザード好きですが、Daymare: 1998(デイメア:1998)も勿論楽しめました。
面倒くささが逆に面白い、サバイバルホラーの原点を思い出させてくれる意欲作
ここ最近のゲームはなんでもシステムが便利になり、悪く言えばヌルい、簡単のようにも感じる。
勿論ファストトラベルや、各種ゲームシステムが便利になる事は面倒くささがなくなりストレスフリーに繋がります。
しかしながらサバイバルホラーでそれはいかがなものでしょう??
Daymare: 1998(デイメア:1998)はかつてのそうしたサバイバルホラーの原点を思い出させてくれるゲームと言えると感じました。
特に感じたのは弾薬のリロードシステムです。
バイオハザードのように弾薬をリロードするだけでなくデイメアにはマガジンが存在します。
なので弾薬をマガジンに装填して銃にリロードするといった流れです。
戦闘中推奨のリロード方法
マガジンを高速で入れ替えます。入れ替えたマガジンは地面に落とすので後で拾わなくてはなりません。
通常時推奨のリロード方法
マガジンを落とさず入れ替えます。遅いので戦闘中はまず攻撃されます。
あと気を付けなくてはならないのが、事前にマガジンに弾薬を装填しておかなくてはなりません。
こうした面倒くささが光る作品と感じました。
- 面倒くささが逆に面白い
- サバイバルホラーの原点を感じれる作品
- 弾薬リロードシステムが楽しい
3人の主人公から繰り広げられるストーリー
バイオハザード愛に溢れる今作だが、ストーリーもバイオハザードよろしく。ウイルスでパンデミック起こって街中ゾンビだらけよろしくどうぞ。みたいなのかな?と期待していなかったが、プレイしてみると3人の主人公から繰り広げられる重厚なストーリーに惹かれてしまっていました。
3人と聞いたら各場所で様々に3人のストーリーが始まり最後に繋がるようなストーリーを想像しがちですが、また違うのもかなり評価が高いところですね。
なかなか没入感も強くやめ時を忘れてしまうゲームと感じました。
限られたアイテムや謎解き、そしてゾンビ
バイオハザードと言えばゾンビに限られた弾薬、限られた回復アイテムそして謎解きだと思います。
今作もバイオハザード愛溢れる作品だけあってその要素はバッチリです。
さっきまで何も居なかった部屋に突如現れるゾンビや、いかにも起き上がりそうなゾンビ、起き上がりそうで起き上がらんのかい!ってゾンビ等、もうバイオハザードです。
探索や要所要所にある謎解きもバイオハザード愛をすごく感じます。
そして何気に謎解きが難解です。結構頭使いますね。
限られた弾薬や回復アイテムで攻略していくのもすごくやりがいを感じれるこのゲームの魅力の一つと感じました。
- ゾンビがまさにゾンビ
- 謎解きが難解で楽しい
- 限られた弾薬、回復アイテムでの攻略が楽しい
理不尽な死、バグ、不満点
何よりも1番の不満点はバグです。
筆者も遭遇しましたが、マジでバグります。オプションからチェックポイントからやり直すしかなくなります。これはアプデに期待ですね。
後は理不尽な死が結構あります。難易度もあるので難易度下げればマシにはなるかもしれませんが、結構死にます。結構ストレスです。
グラフィックや操作性もお世辞でも良いとは言えません。一世代前?のように感じます。
アイテムや書類を拾ったり調べる際のアイコンも◯が出るまで調べたり取得出来ないのですが、凄く反応悪いです。これは地味にストレス溜まります。
- バグが多い
- 理不尽な死が多い
- グラフィック、操作性が良くない
今後のアップデートに期待です。
総評
色々不満点も言わせていただきましたが、総評としてはバイオハザード愛に溢れるInvader Studiosの意欲作で評価できる作品と思います。
これが例えばカプコンの新作という事であれば、いやいやバグだらけだし、ちょっと…ってなりますが、Invader Studiosのファンメイドで始まった作品ですから致し方ないのかなとも捉えれます。
価格設定もお手頃価格ですので購入して損をする作品では絶対にないと思います。
そしてバイオハザード RE3もめっちゃ楽しみですね。
Daymare: 1998(デイメア:1998)商品情報
価格(税抜)【PC版】3,490円
【PS4ダウンロード版】3,490円
【PS4パッケージ版】3,980円
プラットフォーム DMM GAMES/PlayStation4
ジャンル サバイバルホラーアクション
タイトル デイメア:1998
CERO レーティングZ(18才以上のみ対象)