すみっコぐらし映画「とびだす絵本とひみつのコ」はすみっコぐらし初心者でも楽しめる最高の映画 ※ネタバレ無し

最近何かとSNS等で話題のすみっコぐらし「とびだす絵本とひみつのコ」を観て来たので個人的レビューを語ります。※ネタバレ無し

 

 

   

すみっコぐらし初心者でも楽しめる安全安心映画

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すみっコぐらしとは

電車に乗ればすみっこの席から埋まり、カフェに行ってもできるだけすみっこの席を確保したい…。
すみっこにいるとなぜか“落ちつく”ということがありませんか?
さむがりの“しろくま”や、自信がない“ぺんぎん?”、食べ残し(?!)の“とんかつ”、はずかしがりやの“ねこ”、正体をかくしている“とかげ”など、ちょっぴりネガティブだけど個性的な“すみっコ”たちがいっぱい。
すみっこが好きな方、すみっこが気になる方、あなたもすみっコなかまになりませんか?

※公式サイト引用

今作はすみっコぐらしを全く知らなくても楽しめるように安全安心設定の仕様だ。

ナレーション「井ノ原快彦」により最初にすみっコぐらしチュートリアルのように各主要キャラの設定や説明が入る。

まずこの時点ですみっコぐらし初心者はすみっコぐらしという世界観、キャラ設定に惹き込まれる事になると思う。

すみっコぐらしを既にある程度知っている方やガチ勢も井ノ原快彦氏による丁寧なナレーションで説明される「すみっコぐらし」は聞いていて心地よいものであり改めて「すみっコぐらし」の世界観、魅力を再認識できると思う。

 

各キャラ設定は先程も言ったように何も知らない状態でも楽しめる仕様ではあるが、公式サイトを一読してもまた楽しめると思う。

 

www.san-x.co.jp

「とびだす絵本とひみつのコ」レビュー 

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SNS等で話題の今作「とびだす絵本とひみつのコ」Twitterでは大喜利のように感想やレビューが呟かれている。

アンパンマンを見ていたら攻殻機動隊だった。
令和最大のダークホース
実質ジョーカー
逆詐欺映画

等様々なパワーワードが生まれている今作

僕はすみっコぐらしのすみっコで生きる健気なすみっコ達の魅力が凝縮された濃い80分を堪能できる素晴らしい映画だったと感じた。

   

「とびだす絵本とひみつのコ」ストーリー

 

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いつもの喫茶店、いつものすみっこ。
その地下室に隠された、ふしぎな絵本とは・・・?
ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。

絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。

絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ・・・?
「このコのおうちをさがそう!」
新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。

絵本の世界をめぐる旅の、はじまりはじまり。


※公式サイト引用

 

映画序盤のチュートリアルを観てもらうか、公式サイトのキャラクター紹介を見てもらえばわかると思うが、すみっコ同士は惹かれ合うといったようにすみっコ同士は何かしらすみっコという共通点があるのである。

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映画の新キャラクターであり今作のキーキャラクターである「ひよこ」もやはりすみっコ達と惹かれあうすみっコがあるのである。

 

「このコのおうちをさがそう!」

 

そうして「ひよこ」のおうち探しがすみっコ達によって始まるのだが、それは「ひよこ」のおうちさがしであってすみっコ達の存在意義、すみっコ達の自分探しでもあったのではないかと感じる。

これは言うよりもやはり観て貰いたいのでネタバレは控えるが、何かしら生活、人生にすみっコを抱えて生きている僕達にとっては共感してしまうストーリーであったと言える。

王道と言えば王道のストーリーなのだが、それがまたすみっコぐらしであり、子供から大人まで楽しめる安全安心な映画だったと言える。

 

聞いて居て心地よいすみっコぐらしの魅力、世界観を800%惹きたてるナレーション

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すみっコぐらしは喋らない、なのですみっコぐらしはストーリー展開や説明にナレーションが入る。

冒頭でも紹介したが今作のナレーションは「井ノ原快彦」と「本上まなみ」が行っている。

井ノ原快彦氏コメント

今回アニメ映画のナレーションは初めてだったんですが、楽しい収録でした。まんきゅう監督とも息が合って、普段自分では使わないような声を引き出していただきました。気になるキャラクターは、えびふらいのしっぽです。僕はいつも残さず食べるので、最後まで食べてほしいっていう願いを叶えてあげられるかなと思いました。「こういうことってあるよなあ」とほんわかした気持ちになったり、時にはほろっとするような場面もあったり。家族揃って観て、感想を言い合えるような作品になっていると思います。

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本上まなみ氏コメント

動いているすみっコちゃんの姿にわくわくしながら、楽しく収録しました。実は私も、子どものころからの “すみっこ派” 。壁とタンス、壁とソファの隙間なんかにきゅきゅっと挟まりじーっとしていたので、よく家族に探されていましたっけ...。そのため彼らには、とても親しみを感じているのです。今回は絵本の語りを担当しました。みなさんも読んだことのあるお話がきっとあるはず。すみっコたちは映画のなかでもすみっこにいるのかな? ひみつのコって誰だろう? ご家族やお友だちと一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。

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勿論すみっコぐらしのキャラの魅力や世界観、ストーリーが抜群な今作なのだが、このナレーションが本当に素晴らしい。

ナレーションを聞きながら知らず知らずのうちにすみっコ達に感情移入してしまうのである。

このお二方のナレーションがあってこその今作「とびだす絵本とひみつのコ」であったと自信を持って言える。

 

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大人泣き、笑い有り、涙無しでは観れないすみっコに共感する物語

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大人泣き、涙で前が観えなくなると評判の今作だが本当に子供から大人まで万人が楽しめるようになっていると思う。

前半は笑い有りのすみっコ達の魅力が盛り沢山で始まり、後半にかけて劇場内はすすり泣く声に変わり涙無しでは観れない映画となっていた。

みんな何かしらコンプレックスや「すみっコ」があると思う。その「すみっコ」とこの健気に仲間達とひたむきに生きるすみっコ達を知らず知らずのうちにリンクさせ魅入ってしまい、ラストにかけ涙腺が崩壊してしまうのである。

ネタバレは避けたいのであれだが、幸せな気持ちになれるすみっコ達の魅力たっぷりの映画であり、良い涙、暖かい涙が流す事のできる映画である。

 

涙腺に追い討ちをかける原田知世の透き通る歌声が主題歌「冬のこもりうた」

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あなたの番です。でも有名な原田知世さんだが、女優であり歌手でもある。

 

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この透き通るような歌声が涙無しでは観られないエンディング後のエンドロールで流れてくるのだからもう涙腺は崩壊する。

ハンカチじゃ無理。タオル持ってけ

って言われたのが納得のいく瞬間であった。

そして帰宅後PVを観てまた泣くのである。

 

総評

 

すみっコの魅力が垣間見れる、すみっコぐらし初心者から上級者、ガチ勢まで、まさにすみっコの為のすみっコぐらしの映画だった。

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2019年を代表する邦画である事は間違いないと言える。

「すみっコぐらし」という世界観、すみっコ達のキャラクター性、感情豊かな素晴らしいナレーション、原田知世さんの透き通る歌声と楽曲、その全てが混ざりあって「とびだす絵本とひみつのコ」が最高の映画と称賛されているのである。

間違いなく観に行って損ではない、むしろ観に行くべき映画であると断言する。

そして「すみっコぐらし」が好きになる事は間違い無しである。

 

最後になるが、すみっコぐらしとは関係ないが、若おかみは小学生も最高なので是非観ていただきたい。

 

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この映画は涙腺が崩壊というレベルではなかった。もう枯れた。涙でないよ…パトラッシュ僕もう疲れたよ状態にまでなってしまう映画だった。